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映画を観たことがない人のための"耳すま"講座 (2017/02/05更新)


このページの項目

耳をすませばという映画についてまったく知識の無い人、ここから見てくださいね。

1 ”耳をすませば”ってナニ? 2 ”耳をすませば”ってどんな話?
3 ”耳をすませば”を観たい! 4 食わず嫌いで観たくない
5 参考:あらすじ 6 参考:主な登場人物

耳をすませば”ってナニ?

 「耳をすませば」は、アニメ映画です。1995年、
日本を代表するアニメーション製作会社スタジオジブリにより、作られました。
監督は「近藤 喜文」、プロデューサーは「宮崎 駿」、原作「柊 あおい」です。

耳をすませば”ってどんな話?

 まず観てみることをお勧めします(先入観を持たずに済みます)

が、

一言でいえばラブストーリーです。ヒロインの「月島 雫」と「天沢 聖司」の出会いの物語です。
男の子と女の子、それぞれの立場の気持ちがバランスよく働き、どんな人でも
きっと、「初恋のドキドキ感」を味わえる作品です。

さらに、天下のスタジオジブリだけに、それだけでは終わりません。
出会いを通し、自分を見つけ自分を高めてゆく物語になっています。

この映画を見終わった後には、きっと心地よい満足感が味わえるはずです。

宮崎 駿 プロデューサーのことば :「この作品はひとつの理想化した出会いに、ありったけのリアリティー
                        を与えながら、生きる事の素晴らしさを、ぬけぬけと唱えあげようとい
                        う挑戦である。」(”−この映画の狙い−”より抜粋)          

近藤 喜文 監督のことば : 「受験や就職の問題をかかえながら、青春真っ盛りの中にいる若者たちを元
                   気づけ、励ましのエールをおくれたらと思っています。」(プレスキットより抜粋)

作品解説より : 「若者たちに向けて、また、これから思春期を迎える子供たちを含め、かつてそうだった大人
           たちに向けて「遠くを見つめる眼差しのすがすがしさ」「人を愛するときめき」をてらいなく描き、
           そして「観るものの心に、夏の日に誰もが持っていたはずの憧れ」をかきたてたい。」(抜粋) 

”耳をすませば”を観たい! (2017/02/05)

 レンタルビデオ屋さんに直行しましょう。
アニメコーナーには、ほぼ間違いなくスタジオジブリもしくは、宮崎駿コーナーがあるはずです。

近くにない人は、DVDかビデオを買いましょう。
LDは徳間ジャパンコミュニケーションズで型番TKLO−50170、定価9800円。
VHSはブエナビスタジャパンから発売されていますが、店頭在庫のみで定価4500円。
DVDも2002年5月24日に発売されました。

観たいがどうしようもない人は、テレビ放映を待ちましょう。
2019年くらいには次の放映があるでしょう(最新の放映は2017年でした)。

なお、テレビ放映は日本テレビ系です。

食わずぎらいで観たくない

だまされたと思って、観てください。

参考:あらすじ (1998/12/20)
(公式のあらすじを基に、実際に登場しない部分を修正しています。)

月島雫は、とにかく明るい読書好きの少女。
学校の図書館、市立図書館と片っぱしから物語を読みまくっている。
ある日、貸出しカードに「天沢聖司」という名前を発見する。
雫の読む本には必ずその名前があった。
顔も年齢も知らぬまま、その名前は彼女の心の中で次第に大きく育っていく。
時は中学生最後の夏休み。理解がありすぎて、何の強制もしない両親。
恋や進路をめぐる友人たちの騒ぎにもつき合いながら、
雫はやがて、ひとりの少年と出会う。
中学を卒業したら、イタリアに渡って
ヴァイオリン職人の修行をしようと決意している少年。
そのための準備を確かな足どりで進んでいる彼が、
あの貸出しカードの少年、天沢聖司だった。
少年に心ひかれながらも、進路も将来も自分の才能にも、
すべてがあいまいな自分へのコンプレックスと焦りに引き裂かれる少女。
幼く、たどたどしく、あくまでも真摯に近づいていくふたり。
立ち止まり見つめあうのではなく、並んで立って、
同じ遠い地平線を見つめるのだと決めた時、雫の心は開放される。

参考:主な登場人物 (1999/03/12更新)

月島 雫(14)
向原中学3年生。ボーイッシュな言動とは逆に、無類の読書好きという思索家肌。
読書カードで見つけた名前”天沢聖司”に、憧れにも似たほのかな恋心を抱く14歳の少女。
なんとも怪しげなデブネコのムーンの引き合わせで、天沢聖司と運命的な出会いを迎えることになる。

天沢 聖司(15)
向原中学3年生。中学卒業後はイタリアへ渡ってバイオリン職人になろうと決めている。
目的にそって行動しているためか、雫から見ると自分より大人だと感じてしまうらしい。
聖司は純粋な心の持ち主で、自分にはとても厳しい人物。雫の目的意識をチクチクと刺激する。

ムーン(?)
雫をアンティークショップ「地球屋」へと導いたデブネコ。特に飼い主がいるわけではないらしく、
いろいろな家を渡り歩いている。ある家ではタマ、別の場所ではムタ、聖司はムーンと呼んでいる。

原田 夕子(14)
雫の良き理解者であるクラスメイト。受験に恋に多感な少女期を過ごす普通の女のコ。
同じクラスの杉村のことが好きなのだが、気弱な性格が災いして告白できないでいる。

杉村(14)
雫のクラスメイト。野球部に所属するスポーツ少年。自分に思いを寄せる夕子の存在にも
気づかないほど、恋愛方面には疎い。本人は雫に好意を寄せている。

西 司郎(80)
聖司の母方の祖父。杉の宮の丘にアトリエを構え、クラシック家具などの修理と販売の店「地球屋」を経営。
モダンジャズ演奏を楽しむ趣味人である。エネルギッシュな80歳。

参考文献:ロマンアルバム耳をすませば
コミックボックス1995年9月号
スタジオジブリ作品関連資料集5
「バロンのくれた物語」の物語
This is Animation 耳をすませば
アニメ−ジュVOL.201
アニメージュVOL.238
コミック「耳をすませば」
コミック「耳をすませば 幸せな時間」


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