スタジオジブリ作品関連資料集X
1997年2月28日初版発行 徳間書店 2800円+税 ISBN4-19-860660-9
スタジオジブリ責任編集として、この本はジブリ全ての作品について、様々な資料を載せています。耳をすませばは、平成狸合戦ぽんぽこ、OnYourMarkとともに、第5巻に収録されています。資料集ですので、他の本などに載っていることを集めて載せたものになっているようです。ここでは、耳をすませばの項目のみ紹介し、大まかなことのみ載せます。
ポスターコレクション
第1弾ポスター(自転車に乗っている聖司と雫)、第2弾ポスター(バロンと空を飛ぶ雫)
関連告知/前売券割引券/劇場窓口チラシ
集英社コバルト文庫の書店吊り広告、割引券、スタジオジブリ年賀状など。全て第1弾ポスターの絵が使われています。窓口チラシは、1弾2弾の絵を使って2種類作られました。1弾の絵が使われたものは、宮崎PDの「今なぜ、少女マンガか?−この映画の狙い-」。2弾の絵が使われたものはあらすじを含めて、ジブリ作品のなかでの位置付けみたいなものが書かれています。
新聞告知
公開直前の1995年7月6日の全国紙に掲載されたものが載っています。絵は2弾ポスターです。
吊り広告/クリアケース
電車用、書店用吊り広告が載せられています。いずれも2弾ポスターです。JA共済とのタイアップで作られたクリアケースも載せられていて、宮崎駿のラフスケッチ(聖司の自転車を押す雫)の絵柄です。
プレス・シート
東宝社内で行われたマスコミ用の試写や、一般試写会などで配布されたB4サイズ・三つ折り(計6ページ)のプレスシート。表がポスターや場面写真、キャラクター紹介などの絵柄中心。裏が解説、ストーリー、製作意図といった文字資料中心。
製作発表会プレスキット
製作発表記者会見の会場で関係者に配布された「耳をすませば」資料が載せられています。宮崎PDの「今なぜ、少女マンガか」。近藤監督のコメントと、経歴。作品解説。柊あおいさんの自筆メッセージ(マンガの雫の絵とともに、コメントが載せられています)。あらすじ。製作スケジュール。登場人物。ジブリ作品史。などです。
劇場パンフレット
劇場パンフレットについて、全ページをカラーで掲載してます。
美術ボード集
雫の家、団地、住宅街、神社、図書館、保健室、廊下、電車、地球屋などの美術ボードが載せられています。
少女マンガを原作にした「耳をすませば」-スタジオジブリの新たな挑戦
原口正宏さんの文章です。佳作小品として製作を始めたこと。なぜ少女マンガを題材に選んだのか。など。
企画書/宮崎駿BGMイメージ
映画の製作に先立ってまとめられた宮崎PDの企画メモ。当初はTVスペシャルとして考えていたことがわかります。内容として、「バブル崩壊後の現代日本を舞台に中学生の少女と少年の夢多き出会いを描く」。作品意図として「遠くを見つめる眼差しのすがすがしさ、人を愛するときめき」など書かれた手書きのメモです。
BGMイメージは作曲するときにイメージを伝えるために宮崎PDから野見さんに渡されたもの。内容は、CDの「地球屋にて」の詞とほぼ同じです。
耳をすませばレポート
製作レポートみたいなもので、94年1月から状況を刻々とレポートしています。製作進行状況、ニュースなどが載っています。
製作中間レポート
作品についてまとめたもので、劇場パンフレットに準ずる内容です。スケジュールなども書かれています。
宣伝会議資料
競合映画、宣伝の方向性、ターゲット、コピー、展開など、宣伝に関する内部資料です。通常の映画と違い「あえてラブストーリーという言葉を使わない」という方向性を打ち出したことが書かれています。
キャラクター設定
各キャラクターについて、様々な表情、動きが描かれています。また、背の高さも比べられるようになっています。
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月刊「アニメージュ」掲載データ
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月刊「COMIC BOX」-耳をすませば大特集
誌面の3分の2が特集として組まれた、COMICBOXを数ページ、そのまま掲載しています。
スタッフ/キャスト
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(C) Ryoukan